野菜・花きの予防減災情報
農林水産省HPより
1.情報収集
- 最新の積雪状況、なだれ注意報、融雪注意報等の気象情報を常にチェックしましょう。
- 現在発表されている注意報の情報はこちら(気象庁HP)(外部リンク)
- 被害防止等に向けた技術指導の情報はこちら
2.暴風雪や大雪に備えるための予防減災情報
- 雪害対策
育苗床の設置に当たっては、日照、風向の環境条件に十分考慮し、除雪や融雪促進剤の散布を行い、適期育苗に努めましょう。
融雪促進剤の散布と排水を促進することにより、地温の上昇及び湿害の防止に努めましょう。 - 寒害対策
発芽期、定植後の幼苗期、多年草の越冬期には、不織布等の被覆資材の利用により地温の上昇に努めましょう。
生育初期に窒素質肥料の多施用を避けるなど、適切な生育管理に努めましょう。
育苗に当たっては、外気温が低い時期には施設内が多湿となり、病害発生に好適な環境となり得るため、低温障害を受けないよう留意しながら、十分な換気を行いましょう。
病害が発生した場合には、速やかに防除を行いましょう。
3.豪雨、ひょう、台風等の風水害に備えるための予防減災情報
- ほ場や周辺の対策
早期に排水が進むよう、あらかじめ溝切り、畝立てなどを行いましょう。
また、排水溝のゴミの除去や再整備を行いましょう。
周辺から飛来が予想されるものを片付けましょう。 - 強風被害の軽減対策
損傷や倒伏を軽減するため、茎や枝を支柱やネット、誘引線にしっかりと固定するとともに、支柱等の点検・補強を行いましょう。(果菜類、草丈の高い花き)
倒伏や茎折れを軽減するため、べたがけ資材の利用や土寄せを行いましょう。(葉菜類、草丈の低い花き)
収穫可能な果実や切り花などは早めに収穫しましょう。 - 被害拡大防止のための対策
被災後の生育回復に向けた肥培管理(葉面の早期洗浄、薬剤散布など)や補植用苗の確保などの段取りを事前に確認しましょう。
これまで冠水したことのあるほ場や地域では、速やかな排水を行うために排水ポンプの準備も検討しましょう。
台風や豪雨の後は、倒伏した株を早急に立て起こし、茎や花穂の曲がりを防止するとともに、折れた茎葉の除去、適切な薬剤散布等により、病害の発生抑制に努めましょう。
4.融雪出水期に備えるための予防減災情報
- 融雪期の対策(野菜)
育苗床の設置は、日照や風向に考慮しましょう。
融雪が遅れる地域では、融雪促進剤の散布や除雪を行い、適期な育苗に務めましょう。
融雪が遅れる作付け地では、除雪、融雪促進剤の散布により融雪を促進し、ほ場内からの排水を行い、湿害の防止に努めましょう。(花き)
積雪期間が長くなると、冬春期花きの生育遅延が生じやすく、芝生では雪腐病が発生しやすくなります。必要に応じて融雪促進剤の散布により融雪を促進し、ほ場内から排水しましょう。 - 高温傾向に伴う栽培管理等対策
(野菜)
軟弱徒長とならないよう、追肥量の節減など適正な肥培管理を行いましょう。
育苗中の密植を避け、不良苗の発生を防ぎ健全苗の育成に努めましょう。
害虫(コナジラミ類、アザミウマ類、ハダニ類等)の早期発見、防除に努めましょう。
罹病した株の除去等ほ場の衛生管理に努めましょう。
急激な冷え込みが予想される場合は、トンネル、寒冷紗、不織布の被覆により凍霜害の被害回避を図りましょう。(花き)
露地花きは、高温により春期の晩霜害が発生しやすくなります。耐寒性の弱い品目は、トンネル、寒冷紗、不織布等による被覆を行いましょう。
病害虫の発生予察やほ場の観察により発生動向の把握に努めましょう。
特に過湿状態の施設では、病害(うどんこ病、灰色かび病等)の発生が増加するため、施設の換気と早期防除に努めましょう。
病害虫(アブラムシ、ハダニ類等)の早期発見、防除に努めましょう。
5.関連情報(リンク)
自然災害に備え、収入保険に加入しましょう。
詳しくはお近くの農業共済組合等にお問合せください。
お問合せ先
(野菜)
農産局園芸作物課
代表:03-3502-8111(内線4821)
ダイヤルイン:03-6738-7423
FAX番号:03-3502-0889
(花き)
農産局園芸作物課
代表:03-3502-8111(内線4827)
ダイヤルイン:03-6738-6162
FAX番号:03-3502-0889