令和3年の農作業死亡事故について
農林水産省HPより
農林水産省は、令和3年に発生した農作業死亡事故について取りまとめましたのでお知らせします。
1.本調査の目的・方法
農林水産省は、全国における農作業に伴う死亡事故の発生実態及びその原因等を把握することを目的として、厚生労働省の「人口動態調査」に係る死亡個票等を用いて、令和3年1月1日から12月31日までの1年間の農作業死亡事故について取りまとめました。
2.調査結果のポイント
令和3年の農作業事故死亡者数は242人となり、前年より28人減少しました。 事故区分別では農業機械作業によるものが171人(農作業死亡事故全体の70.7%)、農業用施設作業によるものが7人(同2.9%)、機械・施設以外の作業によるものが64人(同26.4%)となっています。 また、年齢階層別では、65歳以上の高齢者による事故が205人と同死亡事故全体の84.7%を占めています。また、原因別では、「機械の転落・転倒」が84人と「機械事故」の約半数(49.1%)を占めています。
3.農作業安全対策の推進
農林水産省では、令和4年までに農業機械作業に係る死亡者数を平成29年水準(211件)から半減することを目標に、令和2年からの3年間を集中対策期間として対策を強化してきたところですが、令和3年の農業機械作業に係る死亡者数が171件と高い水準にあることを踏まえ、3月1日から「徹底しよう!農業機械の転落・転倒対策」を重点推進テーマとして実施する春の農作業安全確認運動などの機会を活用し、関係機関と協力して、より一層、農作業事故防止に向けた取組を進めます。
4.参考
農作業安全対策
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/
<添付資料>
令和3年に発生した農作業死亡事故の概要(PDF : 446KB)
(参考)就業者10万人当たり死亡事故発生者数の推移(PDF : 119KB)
お問合せ先
農林水産省
農産局技術普及課生産資材対策室
担当者:田中、木庭
代表:03-3502-8111(内線4774)
ダイヤルイン:03-6744-2111